論文式試験の得点率 予想と実際の比較

11月19日、公認会計士試験合格証書が手元に届きました。

合格証書と一緒に成績通知書が入っていましたので、ざっくりと得点分析を書いていこうと思います。

論文式試験 得点率 

とりあえずざっと結果を表示すると・・・

会計学 60.0(予想は50台半ば)
監査論 55.7(予想は50~52)
企業法 60.6(予想は50台半ば)
租税法 66.2(予想は50台後半)
経営学 62.3(予想は50台半ば)

総合  60.7

こんな感じでした。会計士試験では得点率≒偏差値なので、実際100点満点で何点取れていたかは成績通知書では分かりません。一応大問別の点数も書いてありますが、これも得点調整後の数値なので、ざっくりと大問別の良否が分かるくらいです。

まぁ、得点だけを見ればかなり余裕の合格になったということもできるでしょう。上記の偏差値で、順位としては全体中の2桁に入れる感じになります。

予想よりもそれぞれ5%はいい感じでしたね。特に租税法の得点率が高く、結果として総合順位を押し上げた形になるかと思います。

やはり、計算ができたというところはそのまま得点が高く出ているので、自己採点をしたときに計算の数値が多く合っていれば、合格への自信がもてるのではないかと思います。

所感

結果として楽勝で合格できたような雰囲気はあります。がしかし、会社を退職し背水の陣で挑んだ身としては、結果としてこれだけ点数が取れるくらいの仕上がりで本番に臨んでいても、かなり不安な戦いだったと感じています。

もちろん、現在大学生の方や社会人の人でも、誰だって「今年合格したい」と思っているのは間違いないので、その年の試験にかける気持ちに大きな違いはないでしょう。ただ、脱サラ試験専念組としては、このくらい徹底的にやってもまだ不安という状態で試験を受けました。

今年は3,000人弱が論文式試験を受けて、合格者は1,200人ほどとのこと。

公認会計士試験は、受験者の層が広く、いろんな立場でいろんな方が努力していると思います。なので、どのくらいの得点率で合格するかは大した問題ではないし、どのくらいの精度を目標として日々の学習計画を立てるかは十人十色です。

とりあえず、私個人としては、「95%は受かる」という精度を目指して頑張ってきて、上記のような結果に至りました。大きなミスなく、無事に論文式試験を通過できてよかったと思っています。

今後は、補修所への入所や監査法人への就職など、「会計士試験合格者が直面する現実」をできるだけ正直に書いていくつもりです。

ご興味のある方は、引き続きお付き合いいただければと思います。