合格後その1 補習所への入所

論文式試験合格のその後について、今回は補習所への入所についてここまであったことを記録しておきます。

公認会計士試験に合格した段階では、実はまだ公認会計士とは名乗れません。試験合格後、実務補習所という場所に通い修了要件を満たした後、修了考査といわれる確認の試験を経てはじめて正式に公認会計士になれます。実務補習生という立場は、司法試験における司法修習生と同じようなものだといえます。

スケジュール

合格発表直後、合格証書と一緒に補習所入所ガイダンスの案内が届きます。開催日は地域によって異なりますが、だいだい12月のはじめ頃です。ガイダンス自体は就職する監査法人の地域に関係なく、とりあえず近くの補習所に行っても大丈夫だそうです。

その後、12月の半ばごろに補習所への入所式があり、正式にいずれかの地域の補習所の受講生となります。補習所に通うためには一定の費用(27万円)が必要となりますが、監査法人への就職が決まっている場合は、監査法人がその費用を負担してくれることがほとんどです。

補習所とは

補習所では、講義への出席、考査、論文の提出などによって単位が付与されます。公認会計士としての最終的な認定試験である終了考査を受けるために、補習所に通って一定以上の単位を獲得していくこととなります。

私自身まだ補習所に入ったばかりでよく分かっていないことが多いですが、とりあえずいえることは、①補習所の期間は通常3年、②スケジュールの70%が1年目に集中しており、2年目以降は監査法人での勤務状況を考慮して補習所の負担はかなり減る、③1年目の1~3月は毎土曜日が終日つぶれて、週によっては平日に1、2回夜の部(6時~9時)がある、といったところです。監査の繁忙期となる4、5月には補習所の講義などが少なくなるよう配慮があるそうです。今のところ3月までのスケジュールしか確定されていないので、またおいおい記録していけたらと思います。

所見

合格して浮かれているところに、まだまだ先の道のりは長いという現実を突き付けられて少しブルーになりますが、補習所自体はまあなんとかこなしていけるのでは、という印象です(現時点では・・)。

 

講義の感じや、各考査の難易度、また論文提出がどんな感じのものかは、実際に体感しつつ書ければ書いていきたいです。

 

公認会計士を目指されている方、検討されている方で、補習所について知りたいという方向けに、実務補習機関のwebページのリンクを貼っておきます。

JFAEL 一般財団法人 会計教育研修機構【実務補習機関】