平成29年論文式試験 選択科目(経営学)

はじめに

今年の本試験についての個人的な感想を書いていきます。
あくまでも「感想」に過ぎないので、現在勉強されている方にとって
役立つ記事になるかは微妙です。

 

注意事項

※本記事は平成29年論文式試験の具体的内容に言及します。本試験問題を練習で解くつもりであるという受験生の方は注意してください。

※自己採点についてはTACの解答速報を主として参考にしています。

 

問題

全試験の締めくくりとなる選択科目。実質9割以上の方が経営学を選択していると思います。私も経営学を選択しました。

経営学については、他の試験科目と比べてかなり時間に余裕があります。計算問題も2週くらい検算する余裕がありますし、途中退席される方もちらちらいました。そのため、精神的にはかなり楽に臨むことが出来ました。

 

では、今年度の問題の内容を見ていきます。

まず、前半の理論部分。小問1に関しては、わりと書きやすい問題が多かったです。ただ、「HHH指数」なんかはかなり細かい内容で、TACではテキストには載っていないものの、答練で出題はあるという程度のワードでしたが、書ける人は書けるという感じかなと思います。

一方で、小問2の前半部分、「国際化」の論点は、どうやら今年からTACのテキストから削除された部分であるらしく、TACの受講生でも今年度生と過年度生で知識に差が出てしまう内容だったかもしれません。(ちなみに、解答解説のボーダー予想では、そこは書けなくても十分受かるというような、若干言い訳めいたことが書いてありましたが・・・)

 

次に、後半の計算部分。全部で小問が4つの構成でした。問題1のCAPMに関する問題に、やや解きづらいかなと思われる部分がありましたが、問題2~4はわりかし解きやすい計算が多かった印象です。そのため、ボーダー予想もかなり高めで、TACによれば8割とのこと。ただ、例えば問題3の企業価値の問題は、上流で間違えると下流で間違えるというリスクがありますし、実質的な合格ラインはもう少し低いのではないかとも考えられます。

感想 自己採点 予想

理論部分に関しては、前述の「国際化」の論点は全滅。あとは、問題1の問1で2問ほど落とした以外は正答していると思われるので、全体で6割前後の出来ですかね。配点が明示されないので、素点予想は難しいです。

他方、計算部分については、問題1で数問落とした以外は一応合っていると思います

経営学については、他の科目よりも内容が平易であるといえます。しかしその反面、論文式試験のみの科目ということもあり、対策が追い付いていない方も少なからずいると考えられます。そのため、偏差値の予想もしにくいのですが、ひとまず合格水準には達したと勝手に考えて、偏差値予想は50台半ばとしておきます。

全科目を通しての予想

これでとりあえず、本試験の全科目についての感想を書き終えたことになります。正直読まれている方の中には、「こいつかなり強気の予想してるな」と思われる人も多くいらっしゃるかと思います。

一応、計算については問題用紙に下書きしてある数値との照らし合わせなので、解答欄への記入ミスがなければ、自己採点通りの結果になると想定しています。一方で、論述問題に関しては、出来不出来は個人的な感覚も大いに含まれているので、自己予想から乖離するリスクも十分あります。

また、滅多にあることではないですが、解答用紙の取り違えや、受験番号シールの張り忘れなど、一発で不合格になってしまうようなミスをしている可能性もないとは言い切れません。

ただ、とりあえず、想定通りの結果になっていれば十分合格しているだろうとの自負はあります。(ブログタイトルが、おこがましくも既に試験に合格したかのようなものになっているのもそのためです・・・)

いずれにせよ、合格発表日以後には、予想と実際のすり合わせをしてみるつもりですので、よかったらまた見に来てください。